J-PARCのめざす科学と建設状況
永宮正治 氏
高エネルギ−加速器研究機構
日時: 2003年6月30日(月) 16:20 - 17:50
場所: 大学院講義室(総合研究棟7階745号室)
Abstract:
平成13年度より、高エネルギー加速器研究機構と日本原子力研究所共同企画の「大強度陽子加速器プロジェクト」(J-PARC)の建設が始まった。世界最高級のビーム出力(MW級の出力)を持つ陽子加速器の建設である。当初の施設では二つの大きな研究を展開する。第一は、3GeVシンクロトロンにおける中性子ビームやミュオンビームを用いた物質・生命科学の研究であり、第二は、50GeVシンクロトロンにおけるK中間子やニュートリノビームを用いた原子核・素粒子の研究である。これらの研究目的や、さらにこの枠内にとどまらない将来の発展性について概観する。また、プロジェクトの建設状況を紹介する。

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