Sendai Nuclear Science Colloquium (No. 267)
格子量子色力学に基づくハドロン間相互作用とエキゾチックハドロン
初田哲男  氏
理化学研究所主任研究員
日時: 2015年1月27日(火) 14:00 - 15:30
場所: 東北大学 電子光理学研究センター 三神峯ホール

Abstract:

格子量子色力学に基づくハドロン物理学は、これまでの単体ハドロン(メソン、バリオン)の研究から、ハドロン間相互作用やエキ ゾチックハドロンの研究へと急速な進展を遂げつつある。本セミナーで は、この進展の理論的基礎の一つとして私たちが提案した"HAL QCD method"の概略を述べたあと、バリオン-バリオン相互作用とメソン-バ リオン相互作用、およびそれらに密接に関係するエキゾチックハドロン (Hダイバリオン、ΩNダイバリオン、TCCやZCなどのテトラクォーク候補 等)に関する格子量子色力学の最新の成果について議論したい。
連絡先:清水