Sendai Nuclear Science Colloquium (No. 132)
ゼロ度非弾性散乱と巨大単極共鳴
坂口 治隆
京都大学大学院理学研究科
日時:2000年11月09日(木) 15:30-
場所:東北大学理学部物理C棟208号室
巨大単極子に関するα粒子非弾性散乱および偏極陽子非弾性散乱の実験について紹介する。これまでゼロ度非弾性散乱の実験では実験装置に起因するバックグラウンドと物理的な連続状態の分離が困難であったが,第3世代の我々の装置になって,分離ができ,初めて物理的な連続状態の議論が可能になってきた。連続状態への非弾性散乱を多重極展開して得られる強度分布,原子核の圧縮率について新たに登場した問題点について議論する。
当日15:25より茶菓を用意いたします。