Sendai Nuclear Science Colloquium (No. 156)

中間エネルギー偏極重陽子による物理と(d,<sup>2</sup>He)反応

岡村 弘之

埼玉大学理学部物理

日時:2002年07月22日(月) 13:30-15:00

場所:サイクロトロンラジオアイソトープセンター会議室

理化学研究所の 140-270 MeV の偏極重陽子ビームは、エネルギー領域としてユニークである事に加え、スピン偏極軸方向を任意に制御できるという特徴を持っている。セミナーでは、スピン 1 粒子の偏極観測量に関する説明から始め、上の特徴を生かした幾つかの実験を簡単に紹介し、更に最近行われた (d,2He)反応によるモデル非依存スピン・パリティ決定の実験に関して詳しく紹介する予定である。