Sendai Nuclear Science Colloquium (No. 174)

反水素原子の生成と分光

早野龍五

東京大学大学院理系研究科

日時:2003年07月03日(木) 16:20-17:50

場所:総合研究棟743号室

反水素原子は、反陽子と陽電子の束縛状態である。最近我々は、反陽子と陽電子を「低温」で混合することにより、反水素原子を大量に生成する事に成功した。これにより、反水素原子と水素原子を精密に比較分光し、物質と反物質の対称性(の破れ?)を精密に検証しようという本来の目的達成に一歩近付いた。反水素分光はどうすれば可能か、今後の展望について論じる。

16:00より茶菓を用意いたします。