Sendai Nuclear Science Colloquium (No. 192)

Surface pion condensation and the evidence of the pionic effect in light nuclei

土岐 博

大阪大学核物理研究センター

日時:2004年11月26日(金) 13:00-14:30

場所:東北大学理学研究科総合棟7階743号室

原子核物理はメイヤー・ヤンセンのシェルモデル(1949)の出現から現象の定量的な記述が可能となった。その段階から湯川の中間子論(1934)との関係があまり意識されなくなり、核力の研究を含むハドロン物理と原子核物理の間に大きなギャップが生じたといえる。最近、ハドロン物理ではパイ中間子を主役とするカイラル摂動理論が成功を収めており、原子核でのパイ中間子の役割についてもカイラル対称性の立場で再考しようという動きが世界的な課題になっている。

12:45より茶菓を用意いたします。