Sendai Nuclear Science Colloquium (No. 202)
Nuclear wobbling motion and related topics
松崎 昌之
福岡教育大
日時:2005年07月22日(金) 15:30-17:00
場所:大学院講義室(総合研究棟7階745号室)
原子核に非軸対称変形が存在するかどうかは古くからの問題であったが、最近非軸対称変形核に固有の励起モードであるウォブリング運動が観測されたことによりその存在が証明された。このコロキウムでは観測されたウォブリング運動の理解の現状を述べる。また一般に集団運動モードが不安定化すると対称性が減少した新しい平均場(相)が出現するが、ウォブリング運動の場合についてこの相転移を調べる。更に、ウォブリング運動の軸対称極限として記述されるプリセッション運動にも言及する。
※15:15より茶菓を用意いたします。