Sendai Nuclear Science Colloquium (No. 227)

光ハドロン生成反応における対称性の役割

保坂淳

大阪大学RCNP

日時:2007年12月19日(水) 15:45-

場所:理学研究科合同B棟721号室

有効ラグランジアンの方法を用いて、ハドロンの光生成を議論する。そこで用いられるパラメータは、QCDによって微視的に決定される。その際対称性は重要な役割を果たし、パラメータの間に一定の関係を与える。本講演ではこのような関係が、エキゾチックスを含む光生成にどのように現れるか議論する。一方で、これまでの光生成で現象論的に決められてきたパラメータは、微視的に求めらたものと必ずしも一致しないことが知られている。この矛盾を解決する可能性についても議論する。