Sendai Nuclear Science Colloquium (No. 263)

確率過程量子化による実時間シミュレーション

福嶋健二

東京大学大学院理学系研究科・准教授

日時:2014年07月17日(木) 13:00-14:30

場所:合同A棟 2階 204号室

確率過程量子化 (Stochastic Quantization) は場の量子論への数値的な アプローチとして有利な性質を持っており、最近では有限密度の「符号問題」を克服する可能性としても注目を集めつつある。 本講演では別のタイプの符号問題、つまり実時間におけるシミュレーション について解説し、その最も簡単な応用として、時間変動する外場中の粒子生成の導出を概観する