Sendai Nuclear Science Colloquium (No. 274)

南部ゴールドストンの定理とその応用

日高義将

理化学研究所

日時:2016年07月06日(水) 13:30-15:00

場所:大学院講義室(総合研究棟7階745号室)

連続対称性が自発的に破れると南部ゴールドストンモードと呼ばれる ギャップを持たないモードが現れことが知られている.定理としては,Goldstone-Weinberg-SalamによってLorentz対称性がある系に対して定式化された.その後様々な一般化が行われたが,近年の発展としてLorentz対称性を持たない系での一般的な定理が確立した. 本講演では,最近の南部ゴールドストンの定理の発展について レビューする.特に,非相対論系,有限温度系,広がりを持った物体,アクティブマターなどの開放系への応用を議論したい.

このColloquiumは大学院集中講義の一環として行われます。